8時間労働がきついし長すぎると感じる理由は多岐にわたります。
この問題に取り組むために慎重に検討すべきことや対策について掘り下げます。
8時間労働はきついし長すぎると感じる方は少なくありません。
日本では、正規雇用の労働時間は一日8時間労働(休憩1時間を含む)が標準です。
職種ごとの仕事内容によっては、8時間労働はきついです。
あまりにも心身共に疲弊してしまうようであれば、体壊す前に辞める選択もあるでしょう。
8時間労働がきついのかどうかは、人によって背景は違います。
この記事は8時間労働がきついし長すぎるのかについて掘り下げていく他、体を壊す前に辞める選択以外にできる対策はないかについて検討していますので、ぜひ今後の働き方への参考にしてください。
8時間労働きついし長すぎる!
会社へ出勤し正社員は8時間労働で勤務していました。
コロナの影響で自宅勤務をする会社員は一時期増えましたが、コロナの減少によって出勤スタイルでの勤務へ戻りつつあります。
2023年11月8日のYahooニュースで、TikTokerのブリエルが、「原則9時~17時の労働で頭がおかしくなりそう」と涙ながらに訴える動画を投稿しました。
ブリエルの投稿は、日本だけでなく海外でも話題になり、賛否が分かれています。
8時間労働がきついのはなぜ?
8時間労働の考え方は、イギリスやアメリカなどから影響を受けています。
イギリスやアメリカは長時間労働が社会的問題となっており、「仕事に8時間・休息に8時間・やりたいことに8時間」とする考え方を提案していました。
1919年に国際労働機関(ILO)の第1回総会で労働制度として定められ、国際的労働基準として8時間労働が確立しています。
日本では1947年に一般的な考え方になりました。
戦後の日本は、長時間労働が当たり前となっていたため、日本政府は国際労働期間で定められた8時間労働制を取り入れました。
8時間労働がきつい理由は人によってさまざまですが、主に以下の3つの理由が考えられます。
- 身体的負担
- 精神的負担
- ワークバランスの乱れ
身体的負担
仕事の内容によって身体の負担が大きかったり、通勤時間が長いため疲れやすい状態だったりすると、8時間労働を長期的に行うのは負担にかかりやすいです。
働く内容に対し自分の体力はついていけるかどうか判断しましょう。
精神的負担
職場の人間関係や仕事の内容によって過度な緊張感を伴う状態であれば、ストレスとなりメンタルヘルス対策の対象となる可能性があります。
特に人間関係は仕事をする上で避けられないので、仕事をする上で非常に大切な問題です。
ワークバランスの乱れ
仕事前のライフスタイルの変化によって、家庭や趣味、リラックスの時間削減しワークバランスを崩してしまいます。
いくら、仕事に対する報酬がよかったとしても、自分や家族との時間を持てないのは本末転倒だと思います。
8時間労働に対するブリエルの投稿へのコメントは?
今回、ブリエルの投稿に対するコメントは以下の通りです。
「今の当たり前に疑問を持つことも大切」
「新たな環境へ適応する為に多くの人の価値観や工夫に触れてみる」
「自身の働くスタイルに合わせて就職、転職先を探していくという選択。さらには能力や市場価値を身につけてフリーランスなどの新たな働き方で自分の生活を自分でデザインしていくという選択」
「雇用されるのが前提であれば、需要と供給の関係からも自分の条件に見合うスキルが自分自身にも求められる」
「学べることで成長できたこと、時間の中で仕事を終わらせることへの楽しみ、仲間との達成感、良いこともあり」
「通勤時間を減らすほうが簡単だと思うけど」
8時間労働に対して疑問を持つことも大切という意見もあるものの、多くが、スキルアップや働き方のスタイルを変えるのを勧める意見が多くありました。
働き方に対する考え方が変わっていて、昭和の時代は「辛抱するべき」という意見が多かったですが、現在は働き方を変えるとよいという意見が多いようです。
8時間労働をして体を壊す前に辞める選択もある
ブリエルの投稿へのコメントに多くあった、会社を辞めて自宅から近いところに転職する、働き方を変えるなど対策について考えていきます。
- 近距離の会社へ再就職する
- リモートワーク、フレックスタイム制を導入している会社へ就職
- 在宅ワーク(Webライターやオンライン秘書など)でフリーランスになる
- 会社を辞めず、健康づくり(体力をつける)を始めてみる
近距離の会社へ再就職する
ブリエルの場合、通勤時間を短縮することで身体的な疲れを軽減できる可能性があります。
終身雇用を目指すのであれば、自宅から通いやすい場所にある会社を選択すのも大切です。
リモートワーク、フレックスタイム制を導入している会社へ就職
8時間の労働時間に苦痛を感じるのであれば、雇用形態を変更するとよいでしょう。
会社に相談し変更できるのであればよいですが、給料が下がるデメリットがあったり、利便性が下がる場合があるのでよく確認した上で判断してください。
雇用形態の変更が難しいのであれば、リモートワークやフレックスタイム制を導入している会社へ転職するとよいでしょう。
在宅ワーク(Webライターやオンライン秘書など)でフリーランスになる
そもそも会社に属することに対して不自由さを感じるのであれば、在宅ワークを始めてフリーランスになるのもよいでしょう。
近年、副業でWebライターやWebデザイナー、オンライン秘書などを始める方が増えており、収入が安定したらフリーランスへ転向するケースも多くみられます。
自由度は高いものの、その分収入を安定させるにはかなりの努力は必要となり、逆に精神的負担が発生しやすいので、副業から始めてみて自分に合っているかどうか確認してから選択するのをおすすめします。
会社を辞めず、健康づくり(体力をつける)を始めてみる
会社を辞めるのは勇気が必要なことです。
いきなり退職するのではなく、まず職務を遂行できる体力をつけるのも一つの方法です。
初めは、「体がしんどいのに、運動なんてとんでもない」と思われる方が多いでしょう。
「お風呂上りにストレッチをする」「スクワットを始めてみる」などできることから始めてみると、案外運動を続けられます。
軽度の運動は体力づくりになるだけでなく、ストレスの軽減にもつながりますので、会社を辞めるにしても、生活に取り入れていくとよい習慣です。
まとめ
8時間労働がきついし長すぎると感じる理由や体を壊す前に辞める選択などについて掘り下げました。
現在の日本では、8時間労働が標準的な考えであるので、自分に合った働き方やスキル、必要な給与額などを考慮していかなければなりません。
8時間労働がきついのかどうかは人によって背景は違うため、通勤距離の近い会社へ転職し自分の時間を確保することやフリーランスになる、今の職場で頑張れるよう体力づくりを始めてみるなど、自分に合う働き方を検討し、選択していくとよいでしょう。
会社を辞める前に職務を遂行できるための体力づくりを始めてみるのもよく、今後、働いていくためには働けるだけの健康も大切です。
8時間労働がきついし長すぎると感じるかもしれませんが、体を壊す前に辞めるなどを検討して自分に合ったライフスタイルを目指してください。